シルバーアクセサリーの黒ずみやキズを磨いてピカピカにするお手入れ方法

シルバーアクセサリーの手入れ術

シルバーを歯磨き粉で磨くと黒ずみが取れるか?

Yahoo知恵袋や教えてGooなどのQ&Aサイトで、シルバーの黒ずみをとる裏技に歯磨き粉で磨くという方法が多く掲載されています。これは歯磨き粉を付けた歯ブラシで、シルバーアクセサリーなどについた黒ずみを磨くときれいになるという内容です。

投稿されている中には、自分でやってみて効果があったとの書き込みもありますが、多くは人に聞いたとか、別のサイトで掲載されているのを見たというものがほとんどです。

歯磨き粉も歯をきれいにするためのものなので、それをシルバーアクセサリーに使っても表面の汚れやほこりなどは、落ちると思います。
しかし、シルバー特有の黒ずみや変色などは、簡単には落ちません。研磨剤の入っているものであれば、変色なども落ちますが、これは表面を削っていますので、
粒子の大きな研磨剤が入っていると、シルバーの表面にできた黒ずみ(硫化皮膜)だけでなく、
シルバーそのものも削ることになりますので、キズが入ります。

キズはくもりとなって、それがまた変色を早める原因となります。

物の硬さを測る単位にモース硬度というものがあります。地球上の鉱物で一番硬いダイヤモンドの硬度を10としたものです。以下は、各金属の硬さを表したものです。

銀 2~2.5
金 3~3.5
鉄 4~5
ガラス 5

歯6~7

ダイヤモンド 10

金属の中でもやわらかいのがシルバー(銀)なんです。やわらかいからこそ、昔からアクセサリーなどに加工しやすいということもあり、古くから銀細工が発達してきたわけです。

それに比べ、人の歯は、かなり硬く歯医者さんなどで、歯石などを取るためのステンレス製の器具などで歯の表面をガリガリとされても、歯にキズが付くことがないのは、この硬さのためなんです。

歯磨き粉に入っている研磨剤は、人間の歯をキズつけない固さの研磨剤が使われています。しかし、銀のようなやわらかい金属をこの研磨剤で磨くと、銀表面を削ってしまいます。汚れなどが落ちるので、きれいになったように感じるかもしれません。

しかし、目に見えない細かいキズが銀の表面について、きれいになったにもかかわらず、白っぽく感じるようになります。光沢がなくなり、やがて黒ずみや変色する速度が速くなります。これは銀表面にキズが多く付くことで、表面積が大きくなり、硫化しやすいことが原因です。

そしてまた、黒ずみを歯磨き粉で磨けば、より銀表面のキズが増えて、ますます黒ずみや変色しやすくなっていきます。そしていくらいくらきれいに磨いても、もとの光沢は消えてしまうわけです。

シルバーアクセサリー/銀製品を歯磨き粉で磨けば、黒ずみがあまり落ちないどころか、目に見えないキズを増やし、黒ずみや変色を早め、光沢を失い表面が曇ってきます。ぜひシルバー専用のクリーナーを使用するようにしてください。

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