シルバー磨き布は、柔らかいフェルト地に微粒子の研磨剤を含ませた銀製品専用の磨き布です。変色防止剤を含ませたものなどあります。軽く表面をこするだけで簡単に黒ずみを取りピカピカになります。マットな表面のつや消し加工やいぶし加工、細かい彫り模様の場合は磨きすぎに注意して下さい。小さいキズを削り取りたい場合などには重宝しますよ。また、銀専用のものでは金などの他の貴金属は磨かないでください。金属自体の性質が異なりますので傷等の原因になります。
シルバークリーナー製品によっては、ピンセットやブラシが付いているものや、浸けたアクセサリーを取り出すカゴが付属したものもあります。付属のピンセットは、すべりやすくアクセサリーなどがつかみにくいので、割り箸を使うほうがいいようです。
シルバー磨き布を使った黒ずみ落とし方
写真のリングは、ティファニーのアトラスリングです。ティファニーのなかでも人気の定番のシルバーリングです。このリングの特徴は、出っ張っている部分が鏡面仕上げで、凹んでいる部分が、つや消しの梨地仕上げになっています。梨地仕上げのザラザラ感が、ローマ数字のデザインを引き立てています。しかしこの凹んでいる梨地部分が汚れたり変色することが悩みのタネなんです。凹んでいることで汚れが溜まりやすく、磨くこともできないので、ほとんどの方は黒ずんだまま着けているようです。
写真のリングは、ティファニーのアトラスリングです。ティファニーのなかでも人気の定番のシルバーリングです。このリングの特徴は、出っ張っている部分が鏡面仕上げで、凹んでいる部分が、つや消しの梨地仕上げになっています。梨地仕上げのザラザラ感が、ローマ数字のデザインを引き立てています。しかしこの凹んでいる梨地部分が汚れたり変色することが悩みのタネなんです。凹んでいることで汚れが溜まりやすく、磨くこともできないので、ほとんどの方は黒ずんだまま着けているようです。
梨地仕上げの場合、研磨するとせっかくの梨地がつぶされてしまいます。ザラザラ感が光を乱反射させて白っぽくなり、鏡面の光沢とのコントラストでデザインを引き立たせる効果があるので、研磨できません。こういった場合は、まず超音波洗浄器などを使用して凹んで取れにくい部分のほこりや汚れを取ります。その後、変色(黒ずみ)は、液体シルバークリーナーに浸けて、ブラシなどでこすって取ってください。または、綿棒の先に液体シルバークリーナーを染み込ませてこすり取ります。液体シルバークリーナーは研磨剤の入っていないものを使用してください。
このように黒ずみが取れて、梨地部分のザラザラが残っているのが分かります。出っ張った鏡面部分は、シルバー磨き布やポリッシュなどで研磨してやればお手入れ完了です。