シルバーアクセサリーの黒ずみやキズを磨いてピカピカにするお手入れ方法

シルバーアクセサリーの手入れ術

シルバーの黒ずみ・変色を防ぐ3つの方法

シルバーは毎日着けていても、着けずにほったらかしにしていても黒ずんできます。シルバーの変色はどうすれば防せげるのでしょうか?

シルバーの変色を防ぐ方法はいろいろとあります。しかしどの方法も変色までの時間を延ばすだけだったり、何らかのデメリットがあるものばかりです。自分にあった方法試してみてください。

メッキを施す

ロジウムメッキなどを施こせば、メッキがはげない限り、変色は予防されます。

しかし、いぶし仕上げしたものや、梨地仕上げしたものは、表面のテイストが変わったり、色合いが変わってきます。またメッキがはがれた場合、下地にあるニッキルメッキが露出して、金属アレルギーの原因となることがあります。

シルバーの変色変色防止剤を使う

変色防止剤のみで使う場合、変色までの期間を延ばせる効果はあるでしょう。

しかし、銀の変色防止剤として販売しているものの中にトリクロロエチレンという有機塩素溶剤を使用したものがあります。

これらは、場合によっては、銀と反応して塩化銀の皮膜を銀の表面に作ってしまいます。

こうした変色防止剤を使用したのち、液体シルバークリーナーに浸けると液から銀のアクセサリーを引き出す時に液の表面に漂っている塩素と銀が反応して大変硬い変色皮膜が出来てしまいます。

こうなると研磨剤入りの銀磨きで表面を削ることが必要になります。有機塩素溶剤を使用した変色防止剤は使用しないほうがいいでしょう。

シルバー専用保存袋を使う

銀のアクセサリーをラップで包んでおいたら変色しないとネットや雑誌の記事があります。

ラップには材質として2種類あります。1)塩化ビニデリン系と2)ポリエチレン系です。

1)塩化ビニデリン系ラップは、塩素系のプラスチックで、クレラップもサランラップがこれにあたります。ラップ自体から塩素ガスや塩素イオンが発生するので、銀製品をこのラップで包んだ場合には、その塩素イオンと銀とが化学反応して塩化銀の皮膜が出来でしまいます。

2)ポリエチレン系ラップは、ガスバリアー性が無いのでいくら包んでも硫化反応を防ぐことはできず、銀が変色してしまいますので、ホコリ除けぐらいで効果はありません。

シルバーアクセサリーを保存する場合は、シルバー専用の保存袋が販売されていますので、それを利用ください。実際に使っていますが、かなり効果があります。

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