銀製品は案外傷つきやすく、特にシルバーアクセサリーは身に着けているため、ぶつけたり、こすったりして小さな擦り傷がつきやすいものです。
細かい擦り傷などは、研磨剤を含ませた磨き布や銀専用の磨きクロスで磨くと、簡単に取ることができます。
研磨剤などで取れない大きなキズや深いキズは、サンドペーパーやリューターなどの研磨機を使って取ることもできます。
しかし、それよりも深いキズは、溶かした銀ロウを埋めるなど、専門の道具と知識・技術が必要です。専門の業者(銀細工を行う工房)などで見てもらう事をおすすめします。
例えば、下写真のシルバーリングは、小キズが多く、所々に深く削れたキズがあり、全体的に黒ずんでかなり使い込まれた感がでています。
ビンテージジーンズのように使い込まれるほどに、味がでて愛着がわくのがシルバーアクセサリーのいいところでもありますが、手入れをすることで、新品のように生まれ変わらすこともできるのもシルバーアクセサリーの特徴です。
このシルバーリングのように少し深いキズは、やはり専門家によって、キズを埋める作業が必要になります。
キズやゆがみを直し、全体的に研磨して鏡面仕上げをすることで、新品の輝きを取り戻すことができます。
このように定期的にお手入れすることで、何十年も使い続けることができるシルバーアクセサリーになります。
このようなシルバーアクセサリーを新品のようにすることを「リフォーム」、「新品仕上げ」、「鏡面仕上げ」などと呼びます。アクセサリーショップや工房などで行なってくれるところもありますので、一度相談してみてはどうでしょうか。