シルバー手入れQ&A

シルバークリーナー製品の選び方

シルバークリーナー製品は、液体タイプ、半ネリ状のポリッシュ(ペースト)タイプ、クロスタイプ(布)、スプレータイプなど、さまざまなタイプのシルバークリーナーが販売されています。また、研磨剤の入ったもの、硫化皮膜(黒ずみ)を科学的に還元して黒ずみをとる薬剤が入ったもの、酸の作用によって表面の黒ずみなどを溶かして取るタイプのもの、硫化防止(黒ずみ防止)成分が入ったものなどがあります。用途は、銀貨などのひどい汚れや黒ずみを効果的に取るもの、シルバーアクセサリーや銀食器などの銀製品専用のもの、トランペットなどの金管楽器専用のものなどがあります。

シルバークリーナーを選ぶ目安は、どの銀製品をクリーニングするかによります。
銀貨などをきれいにする場合は、銀専用でなくても金属クリーナーや強酸性のクリーナーでもOKなので、ともかく変色や汚れが簡単に落ちるタイプのものを選べばいいでしょう。

シルバーアクセサリーや銀食器などで使うシルバークリーナーは、黒ずみが取れるだけでなく、表面の小キズなどが磨けてきれい仕上がるシルバークリーナー製品を選びましょう。

金管楽器用のシルバークリーナーは、シルバーアクセサリー・銀食器用と基本的には同じでですが、楽器という形状が簡単に手入れできるように、使いやすい大きさの布などに液体シルバークリーナー浸したタイプのものが販売されています。また金管楽器は、真鍮などに銀メッキされているものなどがほとんどなので、銀メッキがはがれないように研磨剤を含まないシルバークリーナーとなっています。

シルバークリーナー製品のラインナップで、硫化防止剤(黒ずみ防止剤)というものも販売されています。これらは単体で販売されていたり、シルバークリーナーの中に硫化防止剤を含んだ製品も販売されています。わざわざ硫化防止剤を買うより、黒ずみや汚れを取ると同時に黒ずみ防止ができる方が手入れが簡単でいいでしょう。

また、シルバーアクセサリー専用の硫化防止ケース(袋)もあります。袋に入れておくだけで、5年間黒ずみを防止する効果があって、大切なシルバーアクセサリーの保管には便利な商品です。

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